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TOYOTA VELLFIRE × ServFaces Ultima Plusセラミックコーテイング施工
─ 202ブラック × セラミックコーティング、その先にある“本物の黒”。
■ 漆黒という名の覚悟
202ブラック――
それはトヨタが誇る“真の黒”。
曇りのない漆黒。
一切の濁りを許さないソリッドな塗装は、見る者を圧倒する存在感を放つ。
しかしこのカラーを選んだ時点で、オーナーは試される。
- 少しのキズですら、目立つ
- 雨ジミが固着すれば、すぐに白く浮く
- 一度くすめば、“高級”が“雑味”に変わる
黒を選ぶとは、美しさと向き合う覚悟。
その艶と深さをどれだけ引き出し、そしてどれだけ維持できるか――それが本質。
今回のご依頼主様は、納車前から施工予約をくださった202ブラック愛好家。
「この色を、美しく長く保ちたい」
その想いを実現するべく、我々が選んだソリューションはただひとつ。
■ ServFaces(サーブフェイス) Ultima Plus
圧倒的艶・超耐久・高撥水。黒を引き立てるために生まれた、ドイツ製セラミックコーティングの最高峰。
■ ServFaces Ultima Plus ― “深さ”の意味を知っているか
このコーティングに、無駄な演出はない。
塗れば誰もが分かる。“艶”の質が違う。
ヌルヌルではなく、ズシリと重たい艶。
それは光を弾かず、むしろ抱き込むような反射。
スマホのカメラ越しでは伝わらない、本物の深み。
▽ Ultima Plus 特徴まとめ
- 膜厚感: 一層でしっかりと“塗装の上に一枚のガラス板”を貼ったような仕上がり
- 9H超の硬度: 洗車キズ・飛び石に対する耐性
- 高疎水性: 雨粒が滑り落ちるように流れ、水シミの固着を防止
- 耐紫外線/耐酸性: 黒特有の色あせ・シミを長期間シャットアウト
- 3〜5年の長期持続性: 専門メンテナンスで持続性能UP
「黒を守るために必要なすべて」が、ここに詰め込まれている。
■ 完成までの道 ― すべては“下地”から
コーティングは“何を塗るか”ではない。
“何に塗るか”で、その効果は100にも0にもなる。
我々がこだわるのは、下地処理の哲学。
202ブラックという究極の色に対し、全力の工程を。





▶ STEP 1:洗浄 & ケミカルディコンタミネーション
- フォームガンで泡洗浄
- 中性シャンプーでやさしくボディ洗浄
- 鉄粉除去剤 → 粘土バー → スケール除去剤で塗装をまっさらな状態へ
見えない汚れほど、コーティングの天敵。
ここで“何も乗っていない塗装”を作り出す。
▶ STEP 2:マスキング&鏡面研磨(2工程)
この車は新車だが、それは「未完成」という意味。
202ブラックは、出荷状態でも薄くキズや曇りがあるのが通例。
- Rupes LHR15 Mark III
- Ultra Fineバフ+極細コンパウンド
- 光を曲げない「鏡面仕上げ」
塗装面が完璧な“鏡”になるよう、2工程で丁寧に研磨。
この工程を飛ばしては、どんな高級コーティングも意味をなさない。
▶ STEP 3:脱脂 → ServFaces Ultima Plus 塗布
脱脂溶剤で完全に油分を除去し、コーティングの密着性を最大化。
そこからパネルごとに手塗りで丁寧に施工。
ServFacesは乾燥速度が早く、一瞬の判断が仕上がりを左右する。
照明・温度・湿度すべてをコントロールしながら、一面ずつ仕上げていく。
▶ STEP 4:赤外線ヒーターで焼き付け硬化
自然乾燥では得られない“被膜の安定”。
赤外線ヒーターを用い、化学反応を促進しながら完全硬化。
これで被膜の防御力・耐久性は、別次元へ。
■ 完成:そこにあったのは“作品”だった。






- ボンネットに映る空の輪郭が、まるで水面
- サイドパネルに写り込む照明が、一切歪まない
- ボディに触れると“つるり”ではなく“とろり”と滑る触感
これは“洗車したら綺麗になる”というレベルではない。
手入れするたび、満足感すら超える。
これが、ServFacesの世界。
■ オーナー様のご感想
「正直ここまで違うとは思ってませんでした。
新車の黒よりも、さらに深くて、まるで別物です。
むしろ納車日より感動してます。」
そう言っていただけるのが、何よりの誇り。
202ブラックという、ある意味“最も繊細なカラー”に本気で向き合ってくださるオーナー様だからこそ、この仕上がりをお届けできたと思っています。
■ 今後のメンテナンスについて
ServFacesは「塗って終わり」ではありません。
“艶を育てる”コーティングです。
- 月1〜2回の中性シャンプー洗車
- 3ヶ月〜半年ごとの簡易トップコート(メンテナンスプランあり)
- 年1回の被膜チェック+メンテナンス施工
これを行うことで、3〜5年、まるでコーティング直後のような艶をキープ可能です。
■ 最後に
黒は、誰にでも似合う色ではない。
そして、誰にでも扱える色でもない。
それでも202ブラックを選んだあなたには、**その色が持つ“力”**を見せてあげたい。
その黒を、ただの色で終わらせない。
塗装を“芸術”として完成させる。それが我々の仕事。
施工スペックまとめ
内容 | 詳細 |
---|---|
車種 | TOYOTA VELLFIRE |
ボディカラー | 202ブラック(ソリッド) |
施工内容 | 下地研磨2工程+ServFaces Ultima Plus |
焼き付け | 赤外線ヒーターにて強制硬化処理 |
納期 | 2泊3日 |
メンテナンス | 3ヶ月・6ヶ月・1年定期推奨 |
黒を極めたその先にしか、見えない景色がある。
ヴェルファイア 202ブラック × ServFaces――
この組み合わせは、確実にその景色へ連れて行ってくれる。
